司法修習生、就職・開業説明会実施報告
平成18年度司法修習・法曹養成委員会
委員長 向井 諭
平成19年3月3日(土)午後1時から、札幌弁護士会館において、北海道弁護士会連合会の主催による新60期司法修習生を対象とした就職・開業説明会を開催致しましたので、御報告致します。
- 平成13年度から開催されている道弁連の就職説明会は、毎年、実務修習の第1クールが終わってから、秋に行われており、平成18年度も60期修習生に対する就職説明会は、昨年10月14日(土)に開催されています。しかし、平成18年度は、新修習が開始され、道内では旭川に新60期修習生12名が配属されており、その他にも東京、横浜などに札幌での就職を希望する新60期修習生が大勢いるとの情報があったため、道弁連ではこの新60期修習生を対象とした就職説明会を行うことを決め、本年3月3日(土)に札幌で開催しました。なお、開催地につきましては、札幌には現行司法試験に合格した60期修習生しかいないため、新修習生が配属された旭川で行うとの意見もありましたが、できるだけ多くの採用予定の事務所にブースを出してもらうという方針から札幌での開催が決まりました。
- 広報活動としましては、日弁連、道弁連のホームページを通じて、全国の新60期修習生に案内し、その他にも文書で新60期修習生の実務修習地の弁護士会宛に案内状を出しました。また道内の弁護士事務所にも呼びかけ、採用側としての参加をお願いしました。
新60期修習生については、60期修習生が平成19年9月初めに修習が終わり、その約3ヵ月後に新60期の修習が終わるという関係になるので、就職状況が大変厳しいという現実がありました。このため3月3日の説明会にはできるだけ多くの採用予定事務所にブースを出してもらうよう勧誘し、札幌から14事務所に参加してもらい、他に道弁連と道内4単位会のブースを出したため、合計19ブースを用意することができ、何とか就職説明会の体裁を整えました。ところが修習生の方はというと、参加を申し込んだ修習生が21名で、そのうち実際に参加したのは16名で、無断欠席も4名おりました。昨年10月14日に行った60期対象の就職説明会では、21事務所4単位会で合計25ブースを用意したのに対し、参加した修習生は60名以上で、かなり混雑し、事務所の説明を聞くために順番待ちをしていたほどの盛況でしたから、今回はそれを上回る混雑を予想していたのですが、いささか拍子抜けの感もありました。最初のうちは各ブースとも修習生が説明を聞いている姿が見られたのですが、1〜2時間もすると段々と閑散となり、手持ち無沙汰のブースも見られるようになり、早々に店仕舞いするブースも出てきました。修習生のためには時間を気にせずに話を聞けたことは良かったのですが、多分、大勢来るはずなので、と言って参加をお願いした事務所の先生方には少し拍子抜けだったのかもしれません。
当日の進行
(1) 午後1時から午後2時まで全体の説明がありました。小寺正史道弁連理事長の挨拶と中野正敬委員からの修習生に対する説明があり、ついで、釧路弁護士会の荒井剛、久保田庸央弁護士、旭川弁護士会の皆川岳大弁護士、すずらん基金法律事務所の佐々木将司、佐藤真吾、中島正博、林正樹弁護士から、北海道の弁護士生活、弁護士業務の実情などをPRしてもらいましたが、修習生達は真剣に聴き入っていました。
(2) 午後2時からの個別説明会について、修習生達に事務所ブースを回ってもらい、各事務所の担当弁護士から仕事の内容などを話してもらい、また熱心に質問をしていましたが、前に述べましたとおり、終わり頃には、やや閑散となってしまった感もありました。
そこで今回は、少し早めに説明会を切り上げ、5〜6人のグループに分かれ、近くの法律事務所を何ヶ所か見学しました。
(3) 事務所見学の後、午後6時から第一ホテルで懇親会が開かれました。これは、個別説明会では聞けなかった話をしてもらったり、修習生に、参加事務所の弁護士とより親しくなってもらうために行っているもので、ここでのざっくばらんな話や、その後に各事務所の弁護士と一緒に行く2次会での話などで、より事務所の実態や弁護士の人柄を知ってもらうことになります。この懇親会には理事者、委員も含め約55名の弁護士と15名の修習生が参加し、各テーブルでは弁護士と修習生の間での会話が弾み、時間が足りないほどでした。
- 今後の課題
前にお話しましたとおり、参加修習生が今回は予想よりもかなり少なかったので、いささか拍子抜けの間もありましたが、その原因が大阪での就職説明会とダブってしまったことと、そもそも札幌配属の修習生が新修習生でなかったことにあると思われます。また、事前に新60期修習生の札幌での就職が大変厳しいとの噂が流れていたため、早々に札幌をあきらめ、東京などに的を絞っていた修習生もいたことにもよるのかもしれません。
新60期に対する説明会は、東京や大阪の説明会とかち合わないように、当初はもう少し後に行う予定だったのですが、札幌弁護士会の他の行事と重なってしまったため、3月3日にせざるを得ず、このため大阪の説明会とかち合ってしまいました。平成19年度については、日程を調整すれば、おそらく東京・大阪とはかち合わないようにできるでしょうし、また札幌に90名の新61期修習生が配属されますので、来年3月に札幌で行われる予定の就職説明会は、参加修習生が、かなり多くなるでしょうから、採用側のブースをどれだけ集められるかが最大の課題でしょう。その対策のためには、札幌だけではなく、他の三会、特に新修習生が配属される釧路弁護士会、旭川弁護士会から多くの事務所の参加が重要になってきます。
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