ご挨拶

 

副理事長 三木 正俊

札幌弁護士会会長

 

副理事長写真

 平成20年度の札幌弁護士会会長・北海道弁護士会連合会副理事長に就任いたしました。一年間、向井諭理事長を支え、北海道弁護士会連合会(以下「道弁連」と申し上げます)の各弁護士会及びその所属会員が人権擁護活動をより一層全うできるように、副理事長として道弁連の活動を担ってまいりたいと存じますのでよろしくお願いします。

 道弁連に属する各弁護士会は、その独立性を前提としながら、多様な形態で協力し、市民の皆様に広く法的サービスを提供できますように活動し、共通の人権課題に取り組んできています。ここでは、最初に札幌弁護士会の現状と活動を簡単に紹介させていただきます。

 札幌弁護士会では、刑事弁護センターによる当番弁護士制度をはじめとする刑事弁護体制の充実、法律相談センターを中心とした法律相談、事件受任制度の充実、地域司法対策委員会を中心とする過疎地対策の推進など、市民に身近で利用しやすい弁護士・弁護士会であるために様々な活動をしてきています。また弁護士会として、具体的な権利侵害に対応するのみならず、憲法改正問題をはじめとして法制度の改正問題を法理論的にどう考えるべきかの問題提起をするなど、幅広い分野について積極的に活動をしております。さらに、皆様ご存じのとおり来年5月には裁判員裁判が始まり、被疑者国選弁護制度が本格的に実施されほとんどの刑事事件の勾留された被疑者に対し国選弁護人が選任されることとなります。札幌弁護士会としては、これらの新しい制度に対し十分な対応ができるように、研修を強化し、受任体制を整備するなど、被疑者・被告人の権利擁護に万全を期すべく準備をしているところであります。

 札幌弁護士会のこれらの活動は道弁連の他の弁護士会と互いに協力・連携して行うことによってさらに充実したものとなります。例えば道弁連では、道内の弁護士会員の拠出によるすずらん基金を作り、札幌弁護士会館内に「すずらん基金法律事務所」を開設し、地域司法の担い手となる若手弁護士を育成し、道内各地に派遣してきております。今年度は札幌弁護士会管内の「伊達ひまわり基金法律事務所」へ弁護士派遣をしていただける予定があります。札幌弁護士会としては、この「すずらん基金法律事務所」の活動を全面的に支援し、当会の管内を含めた北海道全域の地域司法の充実に貢献していきたいと考えております。

 平成20年9月5日、札幌市におきまして日本弁護士連合会などが主催し、北海道弁護士会連合会及び札幌弁護士会が協力して、「第68回民事介入暴力対策札幌大会」が開かれます。民事介入暴力に対する弁護士会の取組は、暴力団等反社会的勢力の排除を目的とし、そのためには資金源を絶つことが必要であるとの考え方に基づいています。平成4年3月暴力団対策法が施行されたばかりころと現在とでは、暴力団等の活動の巧妙化・潜在化が進んでおり、さらにはその被害の対象は事業者にとどまらず行政や一般市民にまで拡大している状況にあります。平成13年の旭川大会では「保険金不正請求と暴力団」が、平成15年の釧路大会では「ヤミ金融撲滅のために」が、それぞれテーマとされましたが、今年度の札幌大会は行政対象暴力を中心に取り上げる予定で、まさに暴力団等反社会的勢力の活動の変化に対応したものです。具体的なご案内は主催者のHPなどでなされることとなりますが、道民の皆様の多数のご参加をここでお願い申し上げる次第です。

 札幌弁護士会は、他の道内三弁護士会と共に、道民の皆様に身近で、信頼され、理解される弁護士会、市民とともに歩み地域社会に貢献する弁護士会、を目指していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願い致します。

◇就任あいさつ
向井 諭
前田 健三
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