ご挨拶
副理事長 向井 諭
札幌弁護士会会長
平成19年度の札幌弁護士会会長と道弁連副理事長を務めさせて頂くことになりました。今年度一年間、藤本理事長を支え、道弁連の皆様と共に活動して行きたいと思います。
札幌弁護士会は現在409名の会員がおり、今年度末までの60期と新60期の入会者を見込みますと450名に達するのではないかと予測されます。これまで当会は、人権擁護、消費者保護、両性の平等、犯罪被害者支援、公害対策・環境保全、高齢者・障害者保護などの各種委員会を通じ、様々な分野での人権擁護活動に努力する一方、刑事弁護センターによる当番弁護士制度をはじめとする刑事司法の充実、法律相談センターを中心とした法律相談、事件受任制度の充実、地域司法対策委員会を中心とする過疎地対策の推進など法的サービスの提供に努めて参りました。特に法律相談センター事業につきましては、札幌2ヶ所、小樽、滝川、岩見沢、岩内、静内、室蘭、苫小牧、千歳に、それぞれ法律相談センターを開設し、地域の皆様に、身近で質の高い、きめ細かい法的サービスを提供できるよう力を注いで参りました。加えて裁判所による手続よりも簡便で迅速な解決ができる紛争解決センター(ADRセンター)を開設し、昨年度は43件の利用がなされ、そのうち13件が解決し、着実に成果を上げております。
ところで、弁護士会が念願していた被疑者国選制度は既に始まり、これまでの刑事司法を根本的に変え、市民の手による司法を実現するための裁判員制度の実現も2年後に迫っております。
私共札幌弁護士会は、他の道内三会の皆様と共に、この新しい刑事司法手続について、道民の皆様に理解して頂けるように、積極的に活動して行きたいと考えております。
道弁連では、道内の弁護士の皆様の拠出によるすずらん基金を作り、札幌弁護士会館内に「すずらん基金法律事務所」を開設し、地域司法の担い手となる若手弁護士を育成し、道内各地に派遣しておりますが、今年度は「名寄ひまわり基金法律事務所」への派遣が行われ、その他の地域への派遣も考えられております。今後も札幌弁護士会は、この「すずらん基金法律事務所」の活動を全面的に支援し、地域司法の充実に貢献させて頂きたいと考えております。
最後になりますが、今年度、札幌市におきまして「第6回高齢者・障害者権利擁護の集い」と「第15回業務改革シンポジウム」が開かれます。前者は弁護士の使命である人権擁護活動の一環であり、後者は私共弁護士が、どのようにして市民の皆様のニーズに応えて市民の権利を守っていくかということを考える大事な大会ですので多くの皆様の御協力と御参加をお願い致します。
札幌弁護士会は、他の道内三会の皆様と共に、道民の皆様に親しんで頂ける優しい弁護士・弁護士会を目指し、積極的な広報活動や地域の皆様との連携を図るべく努力して参りますので、今後ともよろしくお願い致します。
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